しばらく家のメインPCをいじっていない間に、PCIe 4.0接続のSSDが
当たり前の世の中になっていました。順次読み書きで7GB/sクラスの性能なんて
少し前ではRAID構成が前提だったと思いますが、今じゃゲーム機(PS5)ですら
そんなレベルのSSDを要求する時代です。
しかし、かく言う私はこれまで一つも買ったことがなく、時代についていけてません。
しかし、さすがに2021年も暮れようとしている中で
それはどうかと思いましたので、
せっかくなら一番?いいやつが欲しいということになったところ
たまたま相場より激安で買えたSSDがあったので紹介します。
今回買ったのは、Intel OPTANE SSD DC P5800X の400GBモデルです。
いかにもバルクなパッケージで到着 |
[目次]
- 購入価格・購入元
- Intel OPTANE SSD DC P5800Xとは
- 外観
- 実性能について・参考レビュー
- 誰におすすめか
[購入価格・購入元]
購入価格は送料込み約737ドルで、雑に換算して約8.5万円程度でした。安くねえじゃねえかという感じですが、これでも相場から考えると大バーゲン。
一応、購入元のリンクは以下です。売り切れてたらゴメンなさい。
400GB Intel Optane SSD DC P5800X SSDPF21Q400GB 2.5" PCIe 4.0 NVMe U.2 3D XPoint | eBay
Model: SSDPF21Q400GB. (Backwards compatible with PCIe 3.0). (Not SATA Not USB) Data Center Enterprise SSD .
[Intel OPTANE SSD DC P5800Xとは]
2020年12月にインテルが発表した、Optaneシリーズでは第二世代となる
PCIe4.0世代のデータセンター向けSSDです。
このときコンシューマー向け製品は発表されなかったため、この世代のOptane SSDは
SSD DC P5800Xしかありません。
SSD DC P5800XはU.2接続のみが用意されており、
現状では400/800GB、あと1.6TBのバリエーションがあります。
今回買った400GBの仕様はこんな感じです。
容量 | 400GB |
形状 | U.2 |
接続インターフェース | PCIe 4.0 x4 / NVMe 1.3d |
順次読み出し | 7.2GB/s |
順次書き込み | 4.8GB/s |
ランダム読み出し (4K) | 1,500,000 IOPS |
ランダム書き込み (4K) | 1,150,000 IOPS |
耐久性 (PBW/DWPD) | 73 PB/100DWPD |
消費電力 | 14W(動作時)/3.8W(アイドル時) |
型番 | SSDPF21Q400GB01 |
保証 | 5年 |
国内参考価格 | 17万円 |
Seagate FireCuda 530の最大容量・4TBモデルの仕様を書いておきます。
容量 | 4TB |
形状 | M.2 2280 |
接続インターフェース | PCIe 4.0 x4 / NVMe 1.4 |
順次読み出し | 7.3GB/s |
順次書き込み | 6.9GB/s |
ランダム読み出し (4K,QD32T8) | 1,000,000 IOPS |
ランダム書き込み (4K,QD32T8) | 1,000,000 IOPS |
耐久性 (PBW) | 5.1PB |
消費電力 | 8.4W(動作時)/25mW(S3アイドル時) |
型番 | ZP4000GM30013 |
保証 | 5年 |
国内参考価格 | 11.2万円 |
優れていますが、ランダムの読み出しではOPTANEに軍配が上がりますね。
耐久性については、エンタープライズ向けとコンシューマー向けを
比べてはいけませんが、OPTANEは400GBですら73PBまで保証されており
もはや気が遠くなるレベルです。
(1日に400GB全容量×100回書き換えを5年間保証している)
・400GBで17万円と異常に高い。
[外観]
SATA SSDそのものですが、厚みは15mmです。
表側。ケースは金属製 |
形状もちょっと違います。
もちろん、手元の環境ではそのまま刺さるインターフェースがないので
PCIeスロットに挿すためのカードを別途準備しました。
PCIeスロット用カード。外部電源は不要 |
U.2のSSDを、PCIeスロットに突っ込むためのものです。
今回はAmazonで購入しましたが、PCIe3.0接続なのか4.0接続なのか
分からないカードがそこそこあるので、一応4.0対応と明示されてるもの。
MicronのU.2 SSD、Micron 9200 MAX(3.2TB)です。
今回のカードは横がコンパクト |
U.2 SSDを1スロット分で2個挿せるカードを別途見つけたので
50.95SG$ 47% OFF|PCI E X8 X16 Dual Disk U.2 Riser Card 2 U2X8 SSD PCIE 4.0 X8 X16 Adapter Card Rate 14000Mb/s For Windows 10/8/Linux|Computer Cables & Connectors| - AliExpress
[実性能について・参考レビュー]
- 長時間書き込みしても性能が落ちない(普通は性能が落ちていく)
- 書き込むファイルサイズに関係なく性能が一定
(普通は巨大なファイルほど性能が落ちる) - 空き容量に関係なく性能が一定(普通は空き容量が減ると性能が落ちる)
- ランダムアクセス性能が異常に高い
- レイテンシが異常に短い
筆者にはそのような根気が無いうえ、他のサイトに立派な結果が既にあるので
そのリンクを紹介しておくことにします。王道のtom's HARDWAREのものです。
Intel Optane SSD DC P5800X Review:
The Fastest SSD Ever Made
値段が違うので当たり前ですが、どれくらい恐ろしいかは見ていただければ
分かるでしょう。
[誰におすすめか]
- 動画編集を頻繁にする方
- 毎日、重いファイル読み書きを延々している方
- コストパフォーマンス無視で実性能が欲しい方
ゲームを入れるにもいいと思いますが、
400GBでは容量が少なすぎるし、1.6TBでは高すぎて一般人には買えない
(約53万円!)ので石油王向けです。
チャンスのある方はゲットしてみては如何でしょうか。
普通のSSDと違ってSLCキャッシュ切れが無く速度が落ちないのはかなりいいですね
返信削除そうなんですよ。大体いつも決まった性能が出せて、いくら酷使して書き込みしても気にならないのがいいですね。
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