2022年5月2日月曜日

買った: Galaxy Tab S8 5G(SM-X706B)



 またしばらくブログから遠ざかっておりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
今回はタイトル通りです。国内ではGalaxy Tab S8+が登場し、
S8 Ultraも今後出るようですが、いずれも国内ではWi-Fi版のみで5G版は出ません。
また、一番小さい11インチのS8も出ません。

 そんな中11インチのタブレットが欲しい、しかも5G版が欲しいとなった筆者は
11インチであるGalaxy Tab S8の5Gモデルを購入しました。

 今回は特にレビューという訳ではありませんが、使用感やアクセサリーについての記事です。



[目次]

・今回のモデル
・購入場所/価格
・アクセサリー関係
・使用感
・まとめ


[今回のモデル]

 今回買ったのは、海外で出ているGalaxy Tab S8の5G版である
SM-X706Bというモデルです。
個体はメモリ8GB/ストレージ256GB、カラーはグラファイト。

 スペック表は、シンガポールのサムスン公式を参照してほしいと思います。

Galaxy Tab S8 5G pink-gold 256 GB | Samsung Singapore

Galaxy Tab S8 5G | Samsung Singapore


 5G版と言っても、対応バンドが携帯電話(Galaxy S22シリーズ)より少ないのが不思議。
とはいえサムスンのタブレットは前からこういう傾向でした。

 これが筆者としては初めてのSnapdragon 8 Gen 1搭載機ですが、
このSoCはあんまり評判がよくないですね。爆熱だとかで……
まあ燃えたりしなければいいので気にしません。


モデル名と仕様の表記


電源アダプターがないからか箱が薄い。
iPad Pro 12.9の箱と比較


 付属品はS Pen、Type-C-Cケーブル、SIMピンくらいです。
いつもペン標準なのはうれしい。
Galaxy Tab S7までと違って電源アダプターが付属しないため、
上の写真のように箱は激薄です。一瞬純正アクセサリーかと思った。

[購入場所/価格]

 イオシスの通販で購入しましたが、理由は輸入するより少し安かったから。
送料込みでおおむね11万円でした。
 この手の製品といえば、購入先は最近はEtorenあたりが定番と思いますが
昨今の円安のおかげか、イオシスより2~3万円高くて閉口しました。
むしろイオシスの方が安いじゃんという。
発送までが2日かかったのがやや難でしたが、発送されれば1日で着いたのでよし。


[アクセサリー関係]

 Galaxy Tab S8はGalaxy Tab S7と形状が同じようで、S7用のアクセサリーが
そのまま使えます。

・フィルム
 ということで、Galaxy Tab S7用のフィルムを買いました。いつも使っている
ビザビのOverlay Plusを表裏両面分。




・ケース
 ケースはSpigenのラギッド・アーマープロ。背面にS Penのホールド部分があり、
背面のペン充電部分を妨げません。
精度は文句ありませんが、フロント側の端を覆う部分かなりキツめにできているからか
Overlay Plusと少し干渉します(端が浮きやすい)。




ケース裏面。外見がゴツい
ペン充電部分はちゃんと開いてます


指紋センサー内蔵の電源ボタン部分は
指の形に添っているため邪魔にならないデザイン



・充電器
 Galaxy Tab S8は、USB PDのPPSを使った45Wでの急速充電に対応しています。
対応充電器の代表格はサムスン純正なんですが、MAX45Wしか出せないのに
6,000円近くするので正直高いです。純正なんで当たり前ですが。

 しかし、PPSで45Wというのは少し特殊です。
大抵のPPS対応機器は3Aまでの対応になっていて、これでは45Wで充電ができないのですね。
45Wの急速充電のためには、PPSで5A出力できる充電器が必須です。
以下のページが参考になると思います。

Galaxyの超急速充電とは - kurokamina’s blog

Galaxyの超急速充電とは - kurokamina’s blog

Note10以降の一部Galaxyスマートフォンでは“超急速充電”という機能が利用できるのをご存知でしょうか。従来の急速充電では最大15Wだった出力が、超急速充電では最大45Wとなり充電時間を短縮させることが可能になっています。今回はその超急速充電の概要と方法をまとめていきたいと思います。



 対応機器はあまりありませんが、筆者が持っているものでは
Baseusの100W出力品があります。
100W出力の割にGaN採用のため小さく、PPSでの45W充電にも対応していて
なおかつ純正より安いといいことづくめ。
さらに5A対応のケーブル(1.5m)もついていてお得です。




 通常だと5,000円前後ですが、セール時期はよく3,999円で売られており
そのタイミングで買うとお得です。
同じ45W充電対応のGalaxy S22 Ultraにもいいかもしれません。
また、USB PDが使えるノートパソコンにもおすすめです。

[使用感]

・外観
 薄い・軽いうえにS8+やS8 Ultraよりは小さいため、可搬性に優れます。
上で紹介したケースに入れても同様です。

・パフォーマンス
 ほとんどゲーム用という感じで使ってますが、流石に最新SoCのハイエンド端末なので
不満はありません。原神とか崩壊3rdみたいな激重いゲームでなければ無問題です。
原神は画質中からフレームレート60fpsにするだけで
負荷がほぼ最高になってホットになりますし(プレー自体はできる)、
崩壊3rdはオープンワールドが重くて仕方ありませんでした。


 こういう時、ケースを付けていると発熱があまり気にならなくておすすめです。
爆熱問題から逃げるスタンス。

 ところで標準設定だと、パフォーマンスを勝手に制限するGOS(ゲーム最適化サービス)
というサービスが動いてしまい、ゲームでの性能が大して出ません。
これはGalaxy S22シリーズでも問題になってましたね。
とはいえ現在のソフトウェアではこの設定を無効化できるため、
以下のように設定を変更すれば本領を発揮してくれます。



[Game Booster]設定内の[ラボ]から
[代替ゲームパフォーマンス管理]を有効に



・使用感

1.指紋認証センサー
 Galaxy Tab S8+やUltraは指紋センサーが画面内なんですが、
Tab S8だけはサイドにある電源ボタン内蔵型です。
個人的には画面内より物理派なので、これはうれしい。


2.画面分割/ポップアップ表示
 Galaxy Foldシリーズみたいに物理2画面ではありませんが、
画面サイズのおかげで分割表示やポップアップ表示が見やすいため、
複数ゲームを走らせるのも、ゲームの横でブラウザ動かすのも容易ですね。
動作速度にも大きくは影響しません。


画面を横にして分割画面


ポップアップ表示を複数並べられる


PCと完全に同じとまではいきませんが、マルチタスクがしやすい環境といえます。

3.Samsung製携帯電話やWindows機との連携機能
 "Samsung Flow"アプリ経由で電話機側の通知を読めたり、
ファイル転送が簡単にできたり、使うかは別として
電話機の画面をキャストしたりとあれこれできます。


S21 Ultraと接続したところ。
画像を送ったりS21 Ultraの画面を
こちらに表示したりできる


 また、PC側に無線LANモジュールがあれば
Galaxy Tab S8の標準機能でWi-Fi経由のセカンドディスプレイとして
使うこともできます。

[手順]
1.Galaxy Tab S8のクイックパネルから[2番目の画面]を選ぶ。

[2番目の画面]を選んでこの画面を出しておく


2.設定画面を表示させたら、あとはWindowsマシン側で
Win+kキーを押してキャスト画面を出し、Galaxy Tab S8を選択するだけ。

マシン側にTab S8が出てきたら選択するだけ

※注意点
・両機ともに、同じWi-Fiに接続している必要があります。有線では使えないので注意。
・解像度はWQXGA(2,560×1,600)まで。
・ペンやタッチも使えます。Windows機側で使用を許可するポップアップが出ますので
クリックしてあげる必要あり。
・実際はこれより低遅延、高機能のSuperDisplay(買い切りアプリ)
評判いいので、これを使う方がいいかもしれない。1,050円は安すぎる。

 とはいえ、追加のアプリやケーブルがいらないのは手軽で便利ですね。
ノートPCを出先で使う時のセカンドディスプレイとして、Tab S8を活用できるでしょうか。
接続のために無線APまでモバイルする人がどれくらいいるか知りませんが。


4.電波
 本機はLTEのバンド1/3/26/28に対応しているので、田舎以外で現実的に困ることは
そうないのではと思います。
※ここでは5Gについては考慮しません

 ところで、Snapdragon搭載のサムスン端末はバンド開放のノウハウが
以前から知られていましたが、本機でも一応できます(できているように見える)。
ただし効果がないように見えるので、そのまま使った方がいいでしょう。


バンド解放自体はできるけど


5.充電
 上で充電器のことを書いておいてなんですが、45W充電対応といっても
常に45W近くで充電されるわけではないので注意。
Galaxy S22のような25W充電対応品との差は実際小さいようで、
比較しても満充電まで4分の差しかなかったという実験もあります。

Galaxy S22+/S22 Ultra対応、45W充電は25Wよりどれだけ速い?

Galaxy S22+/S22 Ultra対応、45W充電は25Wよりどれだけ速い?

  SamMobileが、Galaxy S22+とS22 Ultraが対応する、45ワット(W)高速充電が25W充電と比べてどれだけ速く充電できるか比較、報告しました。


 とはいえ、上で紹介した充電器は小さくて大出力、しかも安価で普通におすすめです。

6.その他
 Tab S8シリーズは、Galaxy S21/22と違ってSDスロットもちゃんとあり
SIMトレイの片面にSDカードが収まるようになっています。
S21/22もできたら見習ってほしい。

[まとめ]


 やっぱタブレットはSIM入りに限る(雑な感想)。

 画面が大きくマルチタスクがしやすい、可搬性もよい、ペンも遅延を感じず
書き味も悪くないので、普段ペンを使わない筆者もメモ等で活用しています。

 ご立派な性能のAndroidタブレットが欲しいけど、OLEDはちょっと……という
ニッチな要望をお持ちのオタク諸氏にはおすすめではないでしょうか。
技適という最大の問題はありますが。

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