2014年2月23日日曜日

ようやく「千年女優」のBDを手に入れた
























 長年待ったかいがありました。


 筆者は、故・今敏氏の作品が好きで、「パプリカ」やら「パーフェクトブルー」の
BDを買ったり「妄想代理人」もDVDを買ったりしていましたが、
特に一番好きな「千年女優」がいつBDになるのか首を長くして待っておりました。
そうしたら、2013年の秋に「BD化!HDマスタリング!」なんて出たものですから
即予約したのは言うまでもありません。
そして先日、ようやく発売され手に入った次第です。

 どんな話か、Wikipediaから引用しますと


芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。「一番大切なものを開ける鍵…」
少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。

もうちょっと簡単にしますと「大女優の恋と狂気の物語」って感じです。
訳わかんねえな。まあいいや。
とりあえずBDのご紹介がメインですので、いきましょう。


[ジャケット類]



表。

裏面。

パッケージ。イラストはDVD版と同じ。
後ろにうっすら映ってるのは、みんな主人公が演じた役ですね。
主人公が半生を語る中で、現実のシーンと映画のシーンが
混ざり合っていく描写が本作品の最大の特徴だと思います。























ディスク盤面。



冊子の方が読みやすいのに…

初回生産版には四つ折りのライナーノーツが入っています。
内容は作品解説とか、監督のQ&Aです。


[BD仕様]


・映像
1080p H.264
※パナソニックのMGVC(マスターグレードビデオコーディング)対応作品なので、
対応プレイヤーでは高画質再生ができる…らしい

・本編音声
日本語 リニアPCM 2ch(48kHz/16bit)
日本語 Dolby TrueHD 5.1ch(96kHz/24bit)

・オーディオコメンタリー
日本語 Dolby Digital 2.0
 今 敏(監督)、三間雅文(音響監督)、
 荘司美代子・小山茉美・折笠富美子(千代子役)

※本編音声とオーディオコメンタリーは別になっていて、
オーディオコメンタリーを聴きたい場合は特典メニューから「オーディオコメンタリー」を選択します。このときは本編音声を選べない仕様です。めんどくさい。

・字幕
なし

・特典映像
特報
劇場予告
TVスポット1・2

デジタルギャラリー(静止画)
※デジタルギャラリーは、2002年劇場公開時のプレス・シート。


[BDメニュー]



特に凝った感じはない、普通のメニュー。















[画質比較]

 ここでは、BD版と以前録画していたWOWOW放映版の画質を
少し比較してみたいと思います。
WOWOW版はmp4にエンコしているんでアレですが、
先に結論を言ってしまえば、当然BD版の方がキレイです。
ではどういう風にキレイなのか?


まず、千代子が雪を投げるシーン。
WOWOW版。















BD版。
















次に、千代子が駅のホームで走ってるシーン。

WOWOW版。












BD版。


















…拡大しないとわかりにくいですが。
解像感はWOWOW版もBD版も大差ないんですが、
ディテールを見るともう一目瞭然です。
全体にノイジーなWOWOW版に比べると、BD版はノイズ感を感じません。
千代子の肌とか、衣装とかもうスッキリしてます。
ニュープリントからテレシネ・HDリマスターし直しただけあるなと。

何気に音響もオリジナルから96kHzへアップサンプリングとか、
凝ってるんですがマルチチャンネルスピーカーの環境がないので
こちらは特に評価しません。

[まとめ]

 あんまり目立たない作品ですが、日本でも世界でも賞を取りまくってますし
また映像表現が面白い作品です。
BDもそんなに高くないので、一度ごらん頂きたいと思います。







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