後ろへ向かって前進 Act.2: Haswell-EP Dual Xeonマザーをお迎えしました（不完全編）

　ねんがんの Dual Xeonマザーをてにいれたぞ！

　X99をメインマシンとして使い始めて、はや4カ月が経ちました。
パフォーマンスには不満なく使えてましたが、どうせXeon買ったんだし、
『いつかはデュアルXeonやりたいな』という昔からの夢は忘れられませんでした。

　そんな時、某海外オークションで格安のデュアルXeonマザーを見つけました。
ASUS・Z10PE-D8 WS、バリバリ現役のHaswell-EPマザーです。
付属品はバックパネルだけでしたが、やたら安く落札できたのでした。
どうもどっかで検証用に使ってたらしいですが、出元は気にしない。

[稼働までの道のり]

　いざマザーがやってきましたが、稼働させるのにかなり手間がかかったり、
勉強になることも多々ありました。つらつらと箇条書きしていきます。

・CPU

　残念ながら、筆者にはすぐ追いXeon（追加でCPU購入）する予算が尽きていたため
とりあえずCPUひとつだけで動かすことにしました。
デュアルソケットのマザーだと、CPU2つ付けないと動かないんじゃね？という
もっともな疑問が浮かびそうですが、少なくともこのマザーは1つだけで動かせます。

当然問題もあり、シングルCPUの場合、7本あるPCI-Eスロットのうち
4本しか使えなくなります。

CPUごとのPCI-E振り分けに関する記述

ボードのブロック図を見れば一目瞭然

　要するに、PCI-Eの下3本は2個目のCPUにしかつながっていないので
こういう制限ができます。まあ仕方ない。

・メモリ

　当初、筆者は勘違いしており『手持ちのUnbufferedなメモリで動かせばいっかｴﾍﾍ』
と軽い気持ちで考えていましたが、
いざやってみると当然動きません。バカ。

　このマザー、ワークステーションモデルというわけですが
サーバー向けのC612チップセットを積んでおり、当然Registered ECCメモリじゃないと動きません。
困った筆者、即手持ちのメモリを売り払ってDDR4のReg-ECCメモリを買いました。
翌日には届きました。通販バンザイ！財布が軽い！

・まだ動かない

　メモリも来た。ケースにも入れた。しかし最初、なにやっても電源が切れる→再起動の
ブートループみたいな症状に悩まされました。X99の時もこんなことありました。

　あの時はUSB3.0カードリーダーを外して難を逃れましたが、
今回は10GbE NICが邪魔？してたようで、外してから起動すればOKでした。
その後、UEFIの設定をしてから再度刺すとOK。なんだったかは不明です。

・その他楽しいトラブル

1. X99のとき、Intel RSTでRAID0を組んでたデータ用のRAIDアレイを
UEFIの設定ミスで吹っ飛ばす。→バックアップから復旧

2. ズボラだったので、OSの入れ直しをせず移行したためか
RAIDのドライバをあらためて入れ直ししたらOSが起動しなくなった。→再インストール

3. 1CPUあたり4本しかメモリが積めなくなり、32GBだったのが16GBに減少
→まあこれは追い追い…

　~~楽しい~~苦しかったトラブルを経て、今はなんとか動き出しました。
今月来月で、なんとか本当にデュアルXeon環境へと移行したいですが、
果たしてどうなるか。筆者の~~次回作~~再トラブルにご期待ください！